京都大学
カーロリ・ガーシュパール・カルビン派大学
ブダペスト商科大学
テュービンゲン大学
アンカラ大学
ケラニヤ大学
京都大学院生
国際交流基金
ボルドーモンテーニュ大学
大連外国語大学
南山大学
関西学院大学
関西大学
2018 年 21 巻 1 号 p. 113-128
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
本稿は,音声言語が音声言語であるがゆえに有しがちな「非流ちょう性」に対して文法論の観点から光を当てるものである.非流ちょう性については,形態論の複雑度に基づく言語差がこれまでに指摘されている.本稿はそれとは別に,言語の膠着性の関与の可能性を指摘する.我々の膠着性仮説によれば,高い膠着性は形態素内部での延伸型続行方式のつっかえを許容しやすい.日本語の他,韓国語・シンハラ語・タミル語・中国語・トルコ語・ハンガリー語・フランス語の観察を通して,この仮説を提案する.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら