日本鉱物科学会年会講演要旨集
日本鉱物科学会 2009年年会
セッションID: R1-05
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R1:マグマプロセス・サブダクションファクトリー
伊豆衝突帯北西部に分布する甲斐駒ヶ岳花崗岩質岩体の地球化学的特徴とその成因
*斉藤 哲有馬 眞中島 隆
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抄録
伊豆衝突帯には丹沢岩体・甲府岩体・甲斐駒ヶ岳岩体といった花崗岩質岩を主体とする新第三紀の深成岩体が広く分布している。このうち伊豆衝突帯北西部に露出する甲斐駒ヶ岳岩体について、岩相・全岩化学組成・Sr同位体組成の特徴について検討し、その形成過程を考察した。本研究結果から、甲斐駒岩体はSiO2=約68_%_の親マグマの結晶分化作用により形成したこと、この親マグマは伊豆―小笠原弧の背弧側地殻を主体とするKに富む起源物質が部分融解をおこして形成したことが考えられる。
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© 2009 日本鉱物科学会
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