日本鉱物科学会年会講演要旨集
日本鉱物科学会 2009年年会
セッションID: R3-10
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R3:岩石・鉱物・鉱床一般
日本の磁鉄鉱系・チタン鉄鉱系花崗岩類のリン含有量とアパタイト特性―予報
*石原 舜三守山 武
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抄録
日本の深成岩類のリン含有量をハーカー図について概観すると、山陰地方の斑れい岩類でP2O5に乏しく、中部地方の両雲母武節花崗岩類で富んでいる。前者は苦鉄質マグマと珪長質マグマのマグマ混交の結果であり、後者は武節花崗岩が堆積岩起源を有するためである。アパタイトの少量成分としては、磁鉄鉱系花崗岩類でF, Cl,Sなどの揮発性成分が多く含まれるが、これは起源物質の相違とfO2の高さに由来する。
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© 2009 日本鉱物科学会
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