日本鉱物科学会年会講演要旨集
日本鉱物科学会 2013年年会
セッションID: R7-P01
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R7:岩石・鉱物・鉱床一般 (共催:資源地質学会)
Lece鉱床,セルビア共和国のメタロジェニーにおける位置付け
*岩崎 晃林 謙一郎金田 博彰
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抄録
Lece鉱床はセルビア共和国南部のジャブラニカ地方に位置し, 約230万トンの鉱石中にPb1.7%,Zn2.5%,Au4.11g/tを占める中規模の浅熱水性鉛・亜鉛・金鉱脈型鉱床である.セルビアは大きくディナール鉱床区,セルボ-マケドニア鉱床区,カルパチア-バルカン鉱床区に細分される。 ディナール鉱床区では火山・堆積性塊状鉱床がみられ、セルボ-マケドニア鉱床区では新第三紀の鉱脈型及びスカルン型が多くみられる。カルパチア-バルカン鉱床区では、小規模の鉱脈型鉱床以外にも、ポーフィリーカッパー鉱床が多数存在する。Leceは、セルボ-マケドニア鉱床区に含まれ、黄鉄鉱、閃亜鉛鉱、方鉛鉱が主要金属鉱物として、石英、アメジスト、菱鉄鉱が脈石鉱物として産出する。本研究では、セルビア企業から提供された石英脈及び鉛・亜鉛鉱石の記載的研究を報告する。
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© 2013 日本鉱物科学会
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