景観生態学
Online ISSN : 1884-6718
Print ISSN : 1880-0092
ISSN-L : 1880-0092
相観植生図作成におけるALOS AVNIR-2画像の利用可能性
伊藤 史彦喜多 晃平長澤 良太日野 彰彦浅井 樹中島 尚子
著者情報
ジャーナル フリー

2007 年 11 巻 2 号 p. 125-132

詳細
抄録

植生図の作成を目的としたALOSAVNIR-2衛星の利用可能性について検討を行った。画像分類の方法として, ピクセルベールの最尤法とオブジェクトベース分類の2つの方法を採用するとともに, 比較の対象としてLandSat ETM画像に対しても同様の作業を実施した.結果として, ALOS AVNIR-2のオブジェクトベース分類により作成された分類画像が, もとの教師となる空中写真判読によって作成された植生判読図に最も近似するものとなった.Kappa係数を用いた精度検証の結果でも0.606という最大の値を示した.これは, ALOS AVNIR-2の空間分解能10mが対象地域の複雑詳細な土地被覆オブジェクトをうまく抽出した結果と考えられる.これにより, 本手法が従来の空中写真による相観植生判読図とほぼ同等の図化精度を持ち, 植生図作成のための基図となり得ることが明らかとなった.

著者関連情報
© 日本景観生態学会
前の記事 次の記事
feedback
Top