2001 年 21 巻 1 号 p. 69-76
薬剤による治療が関連したリスクマネジメント戦略において,処方オーダリングシステムの可能性について分析を行った.処方オーダリングシステムでは,必要項目をすべて入力しないと処方が完成しないこと,また,処方せんがプリンターで印字されて読みやすいことから,エラー防止に効果が認められている.しかしながら,注射剤と内用・外用剤で,処方手順に違いがあることや薬剤基本マスターに登録する標準的薬剤名称が存在しないことなど,標準化に向けて解決すべき問題点も多い.また,処方支援ウィンドウ機能のような新しい意思決定支援機能が,リスクマネジメント用ツールとして有用であると思われる.