2002 年 22 巻 1 号 p. 71-77
医療情報システムを評価する場合の基本的な視点は,経費対効果の経済性にではなく,その情報システムの開発・導入における当初の目的・目標に対する達成度・到達度に置くべきであり,その目的・目標毎に評価指標を適切に定めて,評価すべきであることを提案した.この視点からの評価は極めて自然且つ適切であり,そのシステムに対する扱いの方向も適切に与えられる.これらのことを,高知医科大学医学部附属病院で構築された3つの医療情報システム(注射薬供給・管理システム,医用画像参照システム,看護過程支援システム)を例にとり,具体的に検証した.