医療情報学
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医師のインターネットリテラシーに関する検討
真野 俊樹水野 智山内 一信
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2002 年 22 巻 2 号 p. 217-222

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抄録

 患者にとって重要なことのひとつは,質の高い医療情報が適切なタイミングで入手できることである.そのためには,情報提供者の一角である医師が適切な医療情報を提供できる環境をととのえること,また医師がEBM等に基づいた治療を行うための情報源として有用で,かつ患者と双方向でのやりとりができるインターネットの利用環境を整えることが重要である.

 我々は日本人医師のインターネットリテラシーに関してアンケートによる検討を行った.調査は2001年1月に郵送にて実施し,アンケート郵送数は60,000通(24万名の医師からランダムに抽出),回答数は14,105通,回収率で24%であった.その結果,医師のPC,E-mailアドレスの所有率はかなり高かった.インターネットへのアクセス環境は,医師の年が上がるにつれて整備されていなかったが,現在アクセス環境整備の計画中の例も多く,今後改善されていくことが推測される.アクセス場所については,勤務医は病院と自宅が半々,開業医は自宅のほうが多かった.

 インターネットを介しての医療情報入手経験ありは80%であった.インターネットを介しての医師間での医療情報交換は48%,患者対応は20%が実施している.

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© 2002 一般社団法人 日本医療情報学会
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