医療情報学
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技術ノート
処方情報および検査結果情報を利用した薬剤適正使用支援システム
坂田 洋前田 剛司
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2003 年 23 巻 2 号 p. 153-158

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抄録

 医薬品には副作用回避のために投与開始から一定の期間に検査が必要な薬剤や,投与中は定期的に血液検査等が必要な薬剤が存在する.また,投与薬剤の効果を調査することは,今日の医療経済を鑑みた場合,より安価でより効果的な治療を行うためにも重要な点となる.近年,これらの課題に対応するために電子カルテで蓄積されたデータを利用して,データウエアハウスやデータマイニングの手法を用いて対応するシステムが開発されている.当院ではオーダリングシステムから薬剤部に受信した処方・注射情報と臨床検査情報を利用して,投薬時に必要な臨床検査の実施状況や投薬日数を調査するシステムを開発した.これによりさらなる医薬品適正使用の推進が可能となった.本システムは広く普及しているオーダリングシステムから部門に送信されるデータを利用するシステムであるため,比較的容易に処方適正化や処方情報の解析に寄与すると考える.

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© 2003 一般社団法人 日本医療情報学会
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