医療情報学
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原著-技術論文
C型慢性肝炎の肝線維化ステージ推定を目指した検査値時系列の動的特徴量の提案
大崎 美穂宮崎 淳文谷口 恵梨片桐 滋横井 英人高林 克日己
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2013 年 33 巻 2 号 p. 79-98

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抄録
 従来,C型慢性肝炎の病状把握と治療のため,血液・尿の臨床検査の結果から肝線維化ステージを推定する試みがなされてきた.過去の研究の多くは現在の検査値を用いているが,炎症の時間変動を経て肝線維化が進行する仕組みを考慮すると,過去から現在までの検査値時系列が有効であると考えられる.そこで本研究では,血液・尿の検査値時系列を用い,特徴量として平均,標準偏差,LPCケプストラムの組合せを提案する.そして,他の様々な特徴量とともに推定性能を調べる実験を行い,提案した特徴量の有効性を検証する.実験では,入力には国際会議で公開された肝炎検査履歴データセット,分類器には最近傍法を用いた.肝線維化の深刻さの2クラス問題,肝硬変の有無の2クラス問題の各々について,特徴量ごとにLOO交差検定で推定性能を導出した.その結果,複数の検査項目に共通して,提案した特徴量は従来の特徴量や比較対象とした他の特徴量よりも推定性能が高かった.特に,検査項目を組み合わせた条件では,提案した特徴量は従来の特徴量よりも推定性能が5.32~13.83%高かった.よって,提案した特徴量の有効性が確認された.
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© 2013 一般社団法人 日本医療情報学会
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