2021 年 41 巻 2 号 p. 90-91
1. 研究目的
本学を中心に推進中の「安全性と医療効率の向上を両立するSCOT注1)の開発」は,まったく新しいコンセプトに基づく医療システム構築を目論むものであるため製品認証に適用する評価規格と装置が存在しない.よって本『AI技術を用いた手術支援システムの基盤を確立するための研究』によりSCOTシミュレータを開発し,安全性と医療効率の向上を両立するスマート治療室,つまり“AI技術を用いた手術支援システムの基盤”を構築しSCOTシステム認証取得の迅速化をはかる.特に評価科学WGの目的は,単体で存在してきた医療機器が,SCOTシステムのカーネル部に採用されている“我が国発の産業用機器ネットワークであるOPeLiNK”注2)を介して,SCOTのネットワークに接続される際の個別の医療機器および統合システムについて,有効性および安全性評価の考え方を作成することである.