日本岩石鉱物鉱床学会 学術講演会 講演要旨集
2004年 日本岩石鉱物鉱床学会 学術講演会
セッションID: G4-18
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G4:深成岩および変成岩
日本産花崗岩類に産出する褐レン石の希土類元素とマンガンの挙動
*星野 美保子木股 三善西田 憲正
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抄録
褐レン石は、一般的に化学組成式は(Ca,Ce)2(Al,Fe2+,Fe3+)3(Si3O12)(OH)として表現され、数種類の希土類元素(REE)を濃集することが特徴である。また、褐レン石は花崗岩類、閃長岩、スカルンなどのさまざまな岩石の副成分鉱物として産出する重要な鉱物である。しかし、最近までREE の分析精度の問題や結晶構造の複雑性のため、十分な研究が行われてこなかった。特に、日本産褐レン石の系統的な研究は、Hasegawa (1960)、Nagashima & Nagashima, (1960)だけで、EPMA が化学分析の普遍的手段として使われる以前の研究である。そこで本研究では、EPMA を用いて日本の22 地域に産出する花崗岩質岩石中の褐レン石の化学分析を行った。
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© 2004 日本鉱物科学会
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