医学検査
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原著
タスク・シフト/シェアに関する臨床検査技師のscoping review
板橋 匠美, 小坂 鎮太郎, 青木 拓也, 益田 泰蔵, 横地 常広
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2026 年 75 巻 1 号 p. 66-75

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抄録

本研究は,医療現場における臨床検査技師のタスク・シフト/シェアの現状と課題,さらに教育的支援の必要性を明らかにすることを目的として,スコーピングレビューを実施した。近年,医療技術の高度化や医師の長時間労働是正や地域医療構想の実現の必要性,高齢化による医療需要の増大を背景に,医療職間でのタスク・シフト/シェアが進められている。本レビューでは,PubMedおよび医中誌Webを用いて「臨床検査技師」および関連職種との「タスク・シフト」,「タスク・シェア」に関する文献を検索し,国内外の13件を分析対象とした。その結果,臨床検査技師が関与する業務は,病理検査補助,内視鏡・超音波検査の介助,採血,HIV検査およびカウンセリング,検査室運営支援など多岐にわたり,医師などの業務負担軽減や処理時間の短縮,患者サービスの向上に寄与していた。一方,制度的な整備の遅れや教育体制の未整備が課題として浮上し,業務の標準化,安全性の担保,技能習得を支える教育プログラムの整備が今後の持続的な推進には不可欠である。以上の結果から,臨床検査技師のタスク・シフト/シェア推進に向けた現状把握と政策立案に資する知見を得た。

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