[目的]看護基礎教育課程の初回臨地実習における学生の学びの構造をとらえる。
[方法]Noblit & Hareの7フェーズの統合過程によるメタ統合法を採用した。筆者らの研究関心は「看護学教育の臨地実習の中で、初回臨地実習において、学生はどのような学習体験をするのか」というものである。対象論文として、1990年から2004年までの期間に、学生にとっての初回臨地実習の意味や価値を質的に研究し、かつ、研究の目的、方法、結果、考察が明確に記述されている論文を選択した。基準に合致する論文は8論文であった。
[結果]初回臨地実習における学生の学びは、学びの構成要素である「看護師像」、「看護技術」、「患者像」、「自己像」、「実践の場」および「指導者・教師像」が、〈自覚性〉、〈納得〉、〈混乱〉、〈疑問〉、〈批判〉という〈思考〉と、その〈思考〉を立ち上がらせている【生の出会い】によって【看護への自覚性による看護師像の描き直し】、【看護技術の捉え直し】、【看護する対象者の描き直し】、【対象者を看護する場の描き直し】、【看護師を目指す自己像の描き直し】、【学習する上での指導者・教師との関係性の模索】として描き直されたり、捉え直されたりするという構造として捉えられた。