2026 年 35 巻 3-2 号 p. 27-39
〔目的〕小児期のネフローゼ症候群(以下,小児ネフローゼ症候群)患者に対する看護実践に必要な知識を習得するための薬理学教育プログラムを作成し、その有効性と課題を検討した。
〔方法〕教育プログラムはオンデマンドによる動画教材とし、ガイドライン等を参考に作成した。対象者は看護師25名であり、無作為に介入群と対照群に分けた。そして、安全な看護実践に必要な知識および看護実践への意識の変化を比較し、効果を評価した。調査は、ベースライン評価、事後評価、事後評価から4週間後の3時点で行った。
〔結果〕分析対象者は介入群6名、対照群4名であった。介入群では、安全な看護実践に必要な知識について、事後評価におけるベースライン評価との変化量が対照群に比べて有意に大きかった。
〔結論〕本教育プログラムによって、知識の変化量が事後評価で有意に上昇しており、小児ネフローゼ症候群患者の看護実践に必要な知識の習得に有効であることが示唆された。