2025 年 14 巻 1 号 p. 2-12
目的:自宅で生活を始めてからの1年間において行われる、重度障がいのある乳幼児への訪問看護実践を明らかにする。
方法:質的記述的研究デザインを選択し、データ収集は看護師の訪問場面の参与観察と看護師へのインタビューを中心とするフィールドワークにて行った。研究参加者は看護師4名と家族4組だった。
結果:看護師の実践は【その子の特徴と必要なケアを模索する】ことに始まり、【試行錯誤する親を支える】かかわりと【機を見て踏み込む】かかわりを経て、徐々に【家族に活用される役割を担う】ように変化していくことが明らかとなった。
結論:子どもの意思などの非言語的ニーズや成長発達の可能性といった潜在的ニーズを探し出す実践が、その子なりの成長発達や家族の心身の健康に寄与していること、あえて親に指導しない実践が育児への手応えや家族全体の生活の落ち着きを促し、家族主体の生活に繋げていることが示唆された。