2020 年 8 巻 2 号 p. 22-31
目的:終末期高齢者を自宅で看取った家族への訪問看護師の支援を記述することである。
方法:都内の機能強化型訪問看護ステーションの訪問看護師6名に半構成的面接をし、質的記述的に分析した。
結果:家族支援として≪余力を保持させる≫、≪いつもの生活を続けることの価値を伝える≫、≪看取り力を育む≫、≪共に終末期高齢者の「生ききる力」を支える≫、≪看取りを糧として残す≫が抽出された。
結論:終末期高齢者を自宅で看取った家族への訪問看護師の支援は、家族が持てる力を発揮できるよう家族の余力を保持させることを土台に、いつもの生活を続けることの価値を伝えながら、看取り力を育み、死の肯定的な捉え方を加味することで家族が終末期高齢者の生ききる力を最期まで支えるようにすること、及び伴走者として看取り経験を言語化し、糧として残すことであると考えられた。