2021 年 9 巻 2 号 p. 10-19
目的:訪問看護ステーションの1年間の新任教育と職業的アイデンティティの関連と職業的アイデンティティに影響を及ぼす要因を明らかにする。
方法:研究対象者:近畿圏内の訪問看護ステーションに初めて就職する臨床経験を有し就職後 1 年が経過している看護師 246 人に無記名自記式質問紙調査を実施した。データ収集:無記名自記式質問紙による郵送調査。回収 86 人。分析対象 79 人(有効回答率 32.1 %)。分析方法: 職業的アイデンティティ1年後得点を従属変数として重回帰分析を実施した。
結果:教育ニーズと職業的アイデンティティは相関していた( r=-0.487)。職業的アイデンティティは年齢が若く、入職までの期間が短く、訪問看護ステーション内講習回数が多いことが関連した。
結論:訪問看護師の新任教育は職業と自己との一体感を高め、その要因には、年齢や離職期間の状況と学習参加があることから、教育体制の充実と訪問看護ステーション内講習機会を増やすことが求められている。