日本在宅看護学会誌
Online ISSN : 2760-5019
Print ISSN : 2187-168X
原著
医療職配置のないサービス付き高齢者向け住宅の介護職員が捉える入居者・家族が満足する看取りに寄与する要因
杉本 健太郎柏木 聖代
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2021 年 9 巻 2 号 p. 20-30

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抄録

目的:本研究は、医療職配置のないサービス付き高齢者向け住宅(以下、サ高住)職員が捉える、入居者・家族が満足する看取りに寄与する要因を探索することを目的とした。

方法:サ高住の介護職員6名に対して、半構造的面接を行った。

結果:設備・体制面では、【“自宅での看取り”を管理者とともに追究する】、【看取りの不安軽減のためのサポートがある】、ケア・関わり面では、【入居から最期まで自宅として自由に生活してもらう】や、【入居者・家族の終末期の過ごし方の希望およびその変化を適時把握する】、【地域の医師・訪問看護師・ケアマネ等と施設の看取り方針、入居者・家族の希望を踏まえた連携をとる】等が抽出された。

結論:サ高住において入居者・家族が満足する看取りを行うためには、自宅で最期まで過ごしたと思える環境づくりや援助が必要である。また、終末期の過ごし方に関する希望が日々の生活の中で十分に把握されることや、介護職員の医療職との連携に対する不安が軽減され円滑に協働できることも重要であることが示唆された。

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