日本看護科学会誌
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研究報告
入院中末期がん患者の在宅療養移行の検討に関連する要因を明らかにした全国調査
福井 小紀子
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2007 年 27 巻 2 号 p. 2_92-2_100

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抄録
本研究では,入院中の末期がん患者の在宅療養移行の推進を目指し,患者の在宅療養移行の検討・非検討と,患者・家族要因,看護師要因,および病院・病棟要因の3側面との関連を調べる全国調査を実施した.全国の53病院82病棟において,末期がん患者を受持つ病棟看護師464名に対する質問紙郵送調査を行い,患者の在宅療養移行の検討に関連する要因をロジスティック回帰分析にて分析した.その結果,患者・家族要因として,患者あるいは家族の在宅療養の希望があること,患者の入院期間が長く,酸素療法を行っていないこと,およびモルヒネ投与方法が経口であること,さらに,看護師要因として,在宅ケアに関して同僚による助言を受けた経験があり,患者のインフォームドコンセントを促すための情報提供を積極的に行っている看護師が受持ちであることの計7項目が関連要因として示された.今後,本研究にて明らかにされた各要因を重視した環境整備が望まれる.
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© 2007 公益社団法人 日本看護科学学会
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