日本看護科学会誌
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研究報告
周産期・小児医療におけるFamily-Centered Care
—概念分析—
浅井 宏美
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2013 年 33 巻 4 号 p. 4_13-4_23

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抄録
目的:周産期・小児医療におけるFamily-Centered Care(以下,FCC)の概念を分析し,日本における子どもと家族中心のケアへの基盤づくりの示唆を得る.
方法:4つのデータベースを使用して検索された計40件の文献を対象とし, Rodgersの概念分析法を用いて分析した.
結果:5つの属性:【子ども・家族の尊厳と多様性の尊重】【子どものケアに関する家族と医療者の情報の共有】【家族をエンパワメントする支援】【子どものケアに関する意思決定支援】【家族と医療者の良好なパートナーシップに基づく協働】,3つの先行要件,5つの帰結が抽出された.
結論:本概念は「子どもと家族の尊厳と多様性を尊重し,家族と医療者の良好なパートナーシップを基盤とした情報の共有,意思決定支援,家族のエンパワメントなどの包括的かつ継続的なケアプロセス」と定義された.本概念モデルは,日本の周産期・小児医療における看護実践・教育・研究の質の向上に寄与するものである.
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© 2013 公益社団法人 日本看護科学学会
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