2019 年 39 巻 p. 100-107
目的:本研究の目的は,医療的ケア児のレスパイトケア(以下,RC)に焦点をあて,小児の訪問看護を実施している訪問看護ステーションおよびその併設事業所におけるRCの実施実態とその関連要因を明らかにする.
方法:全国の小児の訪問看護を実施している事業所1,154か所を対象に,郵送法による自記式質問票調査を実施した.分析はχ2検定およびMann-WhitneyのU検定を用いた.
結果:381名(32.8%)からの有効回答を分析対象とした.RC実施率は57.1%であり,放課後等デイサービスの併設は実施率と関係がみられた(p = .004).また,RCの実施には,看護職員数,ニーズ,看護の質の統一化,人員確保,事業所スタッフの児とのコミュニケーション能力,家族との信頼関係構築能力が関連していた(p = .00–.036).
結論:RCの実施には,人員配置や看護の質の統一化,基本的看護スキルの習得などの整備を行う必要性が示唆された.