2021 年 41 巻 p. 241-249
目的:外来看護師の在宅療養移行支援実践評価尺度を開発し,その妥当性と信頼性を検討する.
方法:文献検討とインタビューより抽出したデータを基に,外来看護師の在宅療養移行支援実践評価尺度原案を作成した.全国805施設の外来看護師を対象に質問紙調査を行い,妥当性・信頼性の検証を行った.
結果:分析対象は360名で(有効回答率22.3%),探索的因子分析の結果,25項目4下位尺度を作成した.モデルの適合度は,GFI = .845,AGFI = .812,CFI = .904,RMSEA = .073であった.収束的妥当性はr = .741(p < .001)で,弁別的妥当性はr = –.471(p < .001)であった.尺度全体のクロンバックαが.945で,下位尺度は.771~.915であった.
結論:本尺度の妥当性,信頼性は,統計量的に許容範囲であることが確認された.地域包括ケアシステムにおいて,外来看護師が実践する在宅療養移行支援の標準的指標となり,教育研修の効果測定に活用できる.