目的:医療・福祉現場における化粧ケア関連の研修を受けた看護師による化粧ケアの行動と意図を明らかにする.
方法:様々な化粧ケアの経験をもつ看護師10名を対象に半構成的面接を行い,質的帰納的に分析した.
結果:化粧ケアの行動と意図は10のカテゴリに集約された.それらは,化粧前・中・後のプロセスに沿った行動と意図,さらに,プロセス全体を通しての行動と意図のカテゴリに分類できた.看護師は事前に現場スタッフと連携を取り,個別の介入方法により,クライエントと真摯に向き合いながら外見全体を整えていた.単発のケアではなく,評価を組み入れ,繰り返し行い,クライエントが自己を表現し成長できるよう支援していた.
結論:看護師が行う化粧ケアの行動と意図は,全人的なアセスメントを通じて,生きる力を引き出し,相手の成長を促す看護として実施されていたことが示唆された.