目的:急性期病院看護師による後期高齢患者のインフォームドコンセント(Informed Consent: IC)に関わるアドボカシー実施状況と関連要因を明らかにすること.
方法:急性期病院4施設の看護師485名を対象とし,看護師の患者アドボカシー概念に基づく治療選択における意思決定支援力測定尺度得点の関連要因を重回帰分析にて検討した.
結果:有効回答は295名,尺度合計得点平均値は67.6 ± 8.9点であった.有意な関連を示した要因は,心理的安全性,個別的ケアの意識,IC時の同席,専門資格の4つであった.
結論:後期高齢患者のアドボカシー実施には,心理的安全性が高いこと,個別的ケアを意識している程度が高いこと,IC時の同席頻度が高いこと,専門資格を保有していること,以上4つの要因が影響していた.