2024 年 44 巻 p. 536-545
目的:本研究は,PICUにおいて生命の危機状態にある子どもと家族のふれあいを促すための看護実践について明らかにすることを目的とした.
方法:PICUにて5年以上臨床経験のある看護師10名に半構造化インタビューを行い,質的記述的に分析した.
結果:看護実践は,【面会前に備える】という準備段階から始まっており,【子どもと家族が会う場面を支える】【家族が子どもと関わりともに過ごせる時間をつくる】という身体接触を含むふれあいを促す介入が示された.さらに,【子どものことや看護師の思考を家族に伝える】【子どもと家族のことを知る】という心理面に焦点をあてた介入も見出され,多岐に渡る内容で構成された.
結論:PICUにおけるふれあいを促すための看護実践とは,身体接触を促すことに留まらず,家族の心理に寄り添い,必要な情報を伝え,ニーズを把握することも含まれた.これは,心の通い合いがあってこそふれあいが成り立つことを示す知見であると考える.