目的:来日中国人看護師の日本での看護実践におけるやりがいを明らかにする.
方法:日本で看護師として働いている中国人看護師8名にインタビュー(半構造化面接法)を行い,質的帰納的に分析した.
結果:インタビューから6つのカテゴリーが導き出された.a【日本での看護実践を通じた専門的なスキルの習得】,b【患者とのケア・コミュニケーションを通じた信頼関係の構築】,c【日本の看護実践の多様な場に適応し看護師として貢献する】,d【患者・家族への将来の生活を考慮した退院支援での充実感】,e【日本人の仲間と安定した職場環境の中で得られる喜びと充実感】,f【日本での文化や暮らしから得られる安心感】であった.
結論:異なる文化や環境下での経験を通じて,看護実践の多様な場に適応し看護師として貢献するなど自己肯定感とやりがいをもたらしていた.専門的スキルの獲得や患者との信頼関係構築を含む様々な要素が中国人看護師にとって重要であることが明らかになった.