2025 年 45 巻 p. 110-120
目的:乳幼児期の子どもへの接し方に育児困難を感じる母親の援助要請のプロセスを明らかにすることである.
方法:乳幼児期の子どもへの接し方に育児困難を感じた経験がある母親26名に半構造的面接法によるインタビューを行い,修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチによる質的研究を行った.
結果:乳幼児期の子どもへの接し方に【育児困難の知覚】をする母親は,困難を解決し【最適な育児の探索】のために【援助要請】を行う.それは日ごろから行っている【援助要請しやすい関係づくり】をもとに【方法の選択】をし,《救いを求める》ことで【安心を得る】ことである.【援助要請の抵抗感】や対面での【援助要請のあきらめ感】がある母親は【オンラインの援助要請】を行うことで【安心を得る】.
結論:接し方に育児困難を感じる母親の援助要請のプロセスが明らかになった.看護職はこのプロセスを啓発し,看護実践に活かす必要がある.