日本看護科学会誌
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総説
日本における若年女性の子宮頸がん予防行動を促すための母親への介入:スコーピングレビュー
亀田 幸枝小間 菫今井 美和河合 美佳
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2025 年 45 巻 p. 373-383

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抄録

目的:日本における若年女性の子宮頸がん予防行動促進のために,母親への効果的な介入方法とリサーチギャップを明らかにする.

方法:PubMed,CINAHL,医学中央雑誌を用いて,2006年6月から2024年8月4日までに公表された英語と日本語の介入研究を検索し,14編の原著論文を分析した.

結果:効果的な介入方法として,子どもの健康や未来を守る行動を促す親族養育メッセージと教育的情報を含む積極的な接種推奨媒体の配信,娘が子宮頸がんを経験した母親のナラティブメッセージ,医師による対面でのリーフレット配布と説明,自治体からの個別通知や複数回の啓発資料の郵送が示された.今後の研究課題として,効果的な教材開発,介入効果の長期的評価,20歳前後での子宮頸がん検診受診に対する母親への介入方法の検討が必要である.

結論:母親への効果的な介入方法が示され,啓発・教育プログラムの立案に有用な知見を得た.

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