2025 年 45 巻 p. 306-318
目的:スピリチュアルケアにおける臨床判断を定義することである.
方法:医中誌Web,CiNii,PubMed,CINAHL,Academic Search,ScienceDirectを用いて,臨床判断とスピリチュアルケアをキーワードとして検索した.Rodgersの進化的概念分析を用いて基準を満たした36件を分析した.
結果:属性は【日常の観察から患者のスピリチュアリティの手がかりを得る】,【患者の内的世界を全人的に捉え深く考える】,【限られた時間を意識しながらケアのタイミングを判断する】,【癒しや自己探求のケアの方向性を定める】であった.
結論:本概念は,日常的な観察を通じて患者のスピリチュアリティに関する手がかりを見出し,限られた時間を意識しつつ,全人的に患者の内的世界を理解することによって,癒しまたは自己探求のケアの方向性を定めると定義された.