2026 年 46 巻 p. 168-180
目的:「発達障害をもつ子どもの親の子育て」の概念を明らかにする.
方法:Rodgersの概念分析の手法を用いた.発達障害児及び発達障害,親,子育てをキーワードに文献を検索し,国内文献30件,海外文献13件,計43件を分析対象文献とした.
結果:属性は【手探りで子どもの特性に向き合い心身をすり減らす】【行動パターンに合わせて生活習慣の自立を促す】【子どもの特性と親としての期待に折り合いをつける】【子どもが生きていくための居場所をつくる】,先行要件は【コントロール困難な情緒的特性への戸惑い】等,帰結は【親としての自負】等が抽出された.
結論:発達障害をもつ子どもの親の子育てとは,「手探りで子どもの特性に向き合い心身をすり減らしながらも,子どもの特性と親としての期待に折り合いをつけ,子どもの行動パターンに合わせて生活習慣の自立を促すことや子どもが生きていくための居場所をつくること」であった.