目的:男性勤労者の四肢と下肢の低骨格筋量の現状と身体活動との関連を明らかにする.
方法:Aコホート研究の横断的分析を行った.体組成計で骨格筋量を評価し,1週間あたりの身体活動を調査した.2項ロジスティック回帰分析にて,低骨格筋量指数(skeletal muscle mass index: SMI)と身体活動との関連を評価した.
結果:下肢SMIは50歳代で最も低く,40歳代より有意に低値であった.低SMIは688名中,四肢89名,下肢110名であった.低SMIと有意に関連したのは移動および余暇時の総身体活動量であり,下肢の低SMIに対する調整オッズ比(aOR)は移動0.870(95%CI: 0.800~0.946),余暇0.963(95%CI: 0.941~0.986)で,四肢より強い関連が示された.
結論:地方在住の勤労男性では,下肢SMI評価の意義が示され,移動時および余暇における身体活動量の増加が下肢SMI維持に重要であることが示唆された.