2026 年 46 巻 p. 390-399
目的:病院に就業する経験年数1年以上5年以下の看護師が,効果的であると知覚するOJTとして提供される先輩看護師の指導を解明し,OJTの充実に向けた示唆を得る.
方法:病院に就業する経験年数1年以上5年以下の看護師を対象に,効果的であると知覚する先輩看護師の指導を問う半構造化面接法を用いて調査した.分析は,面接データにBerelson, B.の方法論を参考にした看護教育学における内容分析を適用した方法を用いた.
結果:【看護業務遂行に向け,必要な知識・技術・態度およびそれらを補う内容・方法を伝える】など,経験年数1年以上5年以下の看護師が効果的であると知覚する先輩看護師の指導を表す24カテゴリが形成された.
結論:効果的であると知覚する先輩看護師の指導24種類から導き出した特徴とOJTの構成要素を照合した結果,OJTの充実にはOJTの目的・方法・場所・教授者の4側面に着目する必要性を示唆した.