日本看護科学会誌
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原著
発達障害児を育てる両親は過去の体験と現在の育児をどう結びつけるか:父親・母親の語りからのナラティブ分析
西田 千夏
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2026 年 46 巻 p. 74-83

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抄録

目的:発達障害児の両親が過去の体験と現在の育児をどう結びつけるかについて,ナラティブ分析により検討する.

方法:発達障害のある小学生から中学生までの子どもを育てる両親に半構造化インタビューを実施した.

結果:発達障害児の両親は,過去の体験と現在の育児を【自分の親との体験から形成された育児観や子どもとの関わり方】,【自分の子ども時代と照らし合わせてのわが子の立場への想像】,【職業体験からの育児への葛藤】,【配偶者と共に子どもに関わってきた体験からの育児方法や考え方】,【支援機関での体験が育児に及ぼした影響】のテーマから結びつけていた.過去の体験が現在の育児に結びついている語りには,概要から行動の展開,評価・帰結に進む構造が確認できた.

結論:今後は,発達障害児を育てる両親の過去から現在のつながりを意識した支援や,語ることを支援に活かすための検討が必要である.

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