におい・かおり環境学会誌
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特集(水道水のにおい(Part 1))
水道水のかび臭問題と対応事例
高橋 威一郎宮丸 諒平岐津 英明
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2018 年 49 巻 1 号 p. 2-9

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抄録

水道水の異臭味被害は全国各地で発生しており,原因別割合ではかび臭が大半を占めている.平成26年10月,大分市においても水道水のかび臭障害が発生した.原因は,当市浄水場の取水口上流に位置する多目的ダムで,かび臭物質である2-メチルイソボルネオール(2-MIB)を産生する藍藻が増殖し,高濃度化したことであった.当市水道事業におけるかび臭障害対応に際しては,水道水の2-MIB濃度低減化と需要者への情報提供が喫緊の課題であったことから,原因の検証や組織対応,浄水処理対応を展開し,水道水の利便性や快適性,信頼性の回復に努めた.水道水のかび臭障害に対するこれらの一連の対応について考察した.

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© 2018 (社)におい・かおり環境協会
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