国立研究開発法人 産業技術総合研究所
2022 年 53 巻 3 号 p. 190-196
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日本人のための嗅覚同定検査の開発について,黎明期から現在に至るまでの道程を紹介した.嗅覚同定検査では,被検査者に馴染みのあるにおいを用いる必要がある.そのため,日本人の日常生活臭の分類は,カード型におい提示具,スティック型におい提示具(製品名OSIT-J),Open Essenceの開発の礎となった.開発された嗅覚同定検査は,実用化され,医療現場などで活用されている.最後に,薬事承認に向けた現在の取り組みについて言及した.
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