2024 年 11 巻 1 号 p. 12-22
目的:バス運転者を対象とし,情報の提示,意思決定の促し,強化のプロセスを活用した健康教育では,情報の提示のみを行った場合と比較し,身体活動が増加するかを確認することで,健康教育プログラムの効果を検討する.方法:バス運転者113名を対象とした.介入群には情報の提示,行動目標の設定,行動目標の実行とセルフモニタリングを促し,調査者からの励ましを行った.対照群には情報の提示のみ実施し,身体活動のベースラインと介入後の変化を比較した.結果:プログラムの順守状況により,80名を対象とする第1回目解析を行った.その後,介入群における目標シートへの記入漏れがある者を除外し,56名を対象とした第2回目解析を行った.第1回目解析の群間比較では2項目,第2回目解析では4項目で有意な増加が認められた.結論:バス運転者を対象に行った本研究の健康教育プログラムでは,身体活動が増加し,効果があることが示唆された.