抄録
要 旨
目的:テクニスアイハンス®を挿入した患者の視力値と満足度の関連を調査し、臨床での活用を検討すること。
方法 : 5m、1m、30cm の裸眼視力値を遠方視、中間視、近方視に区分した。運転、散歩、テレビ、食事、読書、スマートフォンにおいて満足度の患者アンケートを実施した。遠方視・中間視・近方視のそれぞれで、視力値と満足度のスピアマンの順位相関係数を求めた。
結果:相関係数は、散歩、読書を除く項目で相関係数が-0.3を超えており、視力と満足度の間に一定の相関関係が認められた。
考察:満足度には、患者の期待値が影響していると思われ、期待値や心理的な状態を理解することが必要である。患者と医療従事者とのコミュニケーションが満足度に影響していると思われ、術後の生活の様子を聞き取り、視的環境を整えるための支援やアドバイスを行うことが必要である。