2017 年 33 巻 p. 43-53
中学校の創作ダンス授業において生徒は授業をどのようにとらえているか,生徒の授業後の記述について分析した。
生徒が身近な題材で易しい課題に取り組むねらい1では,恥ずかしさを忘れ楽しく踊れた学習であったことが示された。即興的に表現を行う授業では,仲間とイメージやストーリーについて意見を出し合って考えたりすることや仲間や他のグループの動きへの気づきに関することが示された。作品創作を行うねらい2では,生徒はグループ内で意見を出し協力する態度を学んでいたことが示された。発表・鑑賞会では,表現することや創作ダンスへの認識を深める学習であったことが示された。