質的心理学研究
Online ISSN : 2435-7065
質的研究論文執筆の一般技法
関心相関的構成法
西條 剛央
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2005 年 4 巻 1 号 p. 186-200

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抄録
本論文の目的は,構造構成的質的心理学の方法論的拡張を行うことにより,質的アプローチにおける恣意性問題を解消する質的研究構成の一般技法を提案することであった。第一に,恣意性問題について簡単に解説された。第二に,それを解決するための概念が提起された。第三にそれは質的研究の論文を書くための技術へと拡張され,その研究モデルが提示された。最後に,修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチと比較する形で,本稿で提起された技法の意義が確認された。
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© 2005 日本質的心理学会
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