2025 年 32 巻 2 号 p. 102-113
[目的]介護福祉士の専門性を再構造化し,「求められる介護福祉士像」と照合し,両者の概念的整合性を検証することを目的とした.[方法]先行研究から抽出した198のコードを,生成AI(OpenAI o4-mini-high)で再分析し,得られたカテゴリーを文献レビュー6項目および「求められる介護福祉士像」11項目と比較した.[結果]分析の結果,介護福祉士の専門性として11カテゴリーが抽出され,文献レビューの6項目との高い一致が確認された.新たに【自立支援と生きがいの促進】が導出され,【観察・アセスメント】が独立概念として抽出された.「求められる介護福祉士像」とは8項目が高い一致,3項目が部分的一致であった.[結論]生成AIの活用により,介護福祉士の専門性が理念・実践・知識技術の三層構造として可視化された.今後は,用語・定義の標準化と生成AI分析の再現性検証が課題である.