介護福祉学
Online ISSN : 2758-1268
Print ISSN : 1340-8178
原著論文
シミュレーション教育を用いた喀痰吸引等フォローアップ研修の開発
伊藤 将子, 伊賀 聡子, 松浦 弘典, 橋爪 祐美
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2025 年 32 巻 2 号 p. 114-126

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抄録

[目的]シミュレーション教育を用いたフォローアップ研修プログラムを開発し,吸引に関連した急変時対応の学習法としての有用性を検証する.[方法]喀痰吸引等に関するトラブル対応型シミュレーション研修を行い,主要評価項目である①ABCDE評価点数と②SBAR点数の前後比較を行った.[結果]介護職29名の介護経験年数(中央値)は16.3年であった.上記①②は研修後が有意に高かった.また,①は吸引実施頻度が1回以上/月の場合に,②は1回以上/半月の場合に有意に高かった.また,介護経験年数が15年以上の場合に本研修およびSBAR推奨者が多かった.[考察]①②ともに研修後の点数が有意に高かったことから,観察および報告に関する知識習得には一定の効果があった.経験年数が長い介護職による研修などの推奨度が高く,経験の積み重ねから得た知識が生かせる研修であった.一方,経験を考慮した教育計画の必要性などの課題も明らかになった.

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