JARI Research Journal
Online ISSN : 2759-4602
調査資料
高齢ドライバ向け『やわらかい自動運転』低速パーソナルモビリティの受容性に関する考察
―有識者・自治体・メーカに対するアンケート調査― モビリティ研究会 調査報告 (5)
李 邱柴田 英一勢頭 隆晴谷本 琢磨飯田 実中塚 喜美代大庭 敦
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2024 年 2024 巻 5 号 論文ID: JRJ20240501

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抄録

昨今,日本では高齢ドライバによる事故が多発し,社会問題になっている.モビリティ研究会では,高齢者の社会参加を促進し,健康寿命を延ばしていくために高齢者に運転する楽しさを残しつつ,安全かつ便利な乗り物(くらしの足)として,『やわらかい自動運転』低速パーソナルモビリティのコンセプトを考えた.『やわらかい自動運転』低速パーソナルモビリティは,自動運転レベル2の技術の必要なものを組み合わせたもので,低速で走行するパーソナルモビリティへの実装を想定した.高齢ドライバの運転寿命延伸とドライバ不足への対策にも寄与できるものと考えられるが,『やわらかい自動運転』低速パーソナルモビリティというコンセプトが社会に受容されるものか,有識者,自治体,車両メーカへのインタビューに加え,高齢者と交通参加者へのアンケート実施により調査した.

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© 一般財団法人日本自動車研究所
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