視覚障害リハビリテーション研究発表大会プログラム・抄録集
第21回視覚障害リハビリテーション研究発表大会
会議情報

ポスター発表
七沢更生ライトホームにおけるフライングディスク訓練
*末田 靖則
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 71

詳細
抄録

【はじめに】
 七沢更生ライトホームでは、視覚障害者への訓練の一環として、様々なレクリエーション種目を取り入れてきた。2006年以来、フライングディスク(以下FD)を感覚訓練の中で提供してきた。今回の発表では、その経過と成果を報告する。

【訓練について】
 利用者数とFD訓練提供数は、2006年、38名中11名、2007年38名中30名、2008年46名中30名、2009年37名中27名、2010年31名中30名 、2011年31名中27名である。大会に参加する者は、2006年から少しずつ増え、2007年に5名、2010年には10名、2011年には9名と3分の1程度となっている。

【おわりに】
 ディスタンスでは、比較的早い時期に最高値がでており、比較的学習しやすいことを示している。すべての利用者で成績は向上している。高齢者でも、早期視覚障害者でも、学習でき、技能の習得が容易であることを示している。
 新たな種目を開拓するためには以下のような作業が必要となる。
・訓練としての有効性を証明する
・導入方法を整理する
・実践して報告、紹介する
・競技可能な社会環境を整える (設備・スタッフ・競技者の養成等)
今後さらに継続していきたい。

著者関連情報
© 2012 視覚障害リハビリテーション協会
前の記事 次の記事
feedback
Top