シミュレーション&ゲーミング
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所属集団を変更できる社会的ジレンマモデルの計算機実験
小山 友介大浦 宏邦
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2003 年 13 巻 2 号 p. 169-178

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抄録

社会的ジレンマゲームにおいて,集団内に非協力型戦略が多いときには集団を離脱する戦略の有効性が議論されている.また,被験者実験によって普段の行動はTFT戦略に従い,非協力者が増えると集団を移る戦略(離脱型TFT戦略)の存在が確認されている.本論文では,離脱型TFT戦略(ET)戦略の有効性を調べるために.社会的ジレンマ状態での選択を5回行うごとに所属集団を変更移動可能な繰り返し社会的ジレンマゲーム(「ビジネスゲーム」)のシミュレータを構築し,シミュレーションを行った.シミュレーションには離脱型TFT(ET),固定型TFT(FT),移動型ALLD(MD).固定型ALLD(FD)の4戦略を用い,さまざまな初期分布において協力型戦略と非協力型戦略の勝利する範囲を調べた.その結果,協力型戦略が十分多ければ非協力型戦略を排除できること,協力型戦略が勝つ領域と非協力型戦略の勝つ領域の中間では4戦略間の優越関係が循環することが示せた.

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© 2003 特定非営利活動法人日本シミュレーション&ゲーミング学会
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