主催: 日本文化人類学会
著者所属:立命館大学非常勤講師
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20世紀末以来の都市化・消費社会化の進展と共に興隆を見た北タイ、チェンマイの霊媒カルトは、既存の地縁共同体や血縁共同体を超えて霊媒のコミュニティを構築することによって、新たな宗教実践の地平を切り開いている。霊媒たちは、互いに連帯を深め合いながら歴史的・地域的権威を表象し、地域社会の活性化・復興を自己の宗教実践の目的とするに至っており、そこにはグローバル化に対応する周縁文化の可能性が存在する。
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