日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
日本文化人類学会第47回研究大会
セッションID: PEb2
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代表者:市野澤潤平(宮城学院女子大学)
「沈黙する他者=HIV」と身体との対話
抗HIV療法の副作用としてのうつ病との関係から
新ヶ江 章友
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抄録
本発表では、HIV陽性者の身体と抗HIV療法による副作用としてのうつ病との関係について分析する。つまり、HIV感染そのものではなく、抗HIV療法にともなう服薬により生じる副作用と身体に着目する。HIV陽性者の身体は、HIV感染そのものではなく、服薬により誘発され、自らを語りはじめる。医学によりHIVをコントロールしようとする状況が、HIV陽性者の身体に新たな不確実性を生み出している状況を分析する。
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