日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
日本文化人類学会第47回研究大会
セッションID: F03
会議情報

F会場(531 教室) 第一日目 6 月8 日(土) 13:30-17:25
米国アラスカ州バロー村における捕鯨者による鯨肉の分配について
岸上 伸啓
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

アラスカ北西沿岸のイヌピアットは、ホッキョククジラ(クジラと略称)を捕獲している。本報告ではアラスカ州バロー村におけるクジラの解体後に捕鯨者が行なっている第1次分配について報告する。第1次分配では、捕獲に成功した捕鯨者の取り分は全体の約5パーセントであり、それ以外は彼らを助けた捕鯨者や村人、捕鯨祭に提供されるので、クジラの第1次分配は村全体のウェルビーングに貢献していると考えられる。

著者関連情報
© 2013 著作権は日本文化人類学会に帰属します。
前の記事 次の記事
feedback
Top