日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
日本文化人類学会第51回研究大会
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個人発表
日本における「鳥」のイメージについて
上山市に奇習·民俗行事「カセ鳥」を主に
張 金燁子
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p. D07-

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抄録

 日本には古くから「鳥」についての伝説や物語が多くある。日本の弥生時代において、鳥が「稲の神」の使者と見られ、鳥信仰が生まれたといわれる。農耕祭祀と結びついた古代の鳥信仰を思い起こさせる「カセ鳥」と呼ばれる民俗行事が、山形県の上山市で近年復活を遂げている。本研究では、上山市の「カセ鳥」の事例を中心に、「鳥」は地域社会においてどのように再創造されるのだろうかということについて考察を進めていく。

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