日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
日本文化人類学会第51回研究大会
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分科会G_2 モノと演じる・モノと奏でる―マテリアリティの人類学と芸能研究の交差点
楽器からみる芸能の越境
日本のバリ芸能グループを事例に
吉田 ゆか子
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キーワード: 芸能, 越境, バリ, ガムラン, モノ
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p. G17-

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抄録

本研究は、バリのガムラン音楽が日本において日本人によって、学ばれ、演奏され楽しまれる現象について、楽器というモノに着目しながら考察する。特定の物理的特徴をもち、バリの特定の文脈に置かれていた楽器が、日本という新たな土地の物質文化やモノの配置(e.g.住環境)にどのように影響され、また人々にどのように働きかけるのか。本発表では、楽器を巡るバリの信仰、楽器の物質性、楽器のもつ履歴、の三つの面から考察する。

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